シーンごとに登場人物に対する印象がコロコロ変わる。
あれ？あれ？って、こっちは彼らの気持ちや行動に振り回されながら、あっという間に終わる感じ。最初に想像していたストーリーとは全く違っていたのもあってより振り回されてる感はある。
凝り固まった憎しみや、複雑な感情を爆発させた結果、どんどんぐちゃぐちゃになっていく様が破滅的な暴力やひどく乱れた言葉で表現されている、ので、とにかく怖くて痛い。間違ったひとたちは間違ったまま生きていくのだけど、ほんの些細な出来事で気持ちが変わったり、何かそれまでとは違った行動を起こす。それでもやっぱり少し間違っていて、愚かなんだけれど。
最後のシーン。
ふたりの会話とふとみせた表情がなんだか救いに感じ、スッキリしたかな・・。爽快感があった。
