わたP

スリー・ビルボードのわたPのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
4.5
変な映画だった。でもすごく正直な映画だった。
人ってほんとに簡単に割り切れるもんじゃないし、僕は結構勝手に人を属性で見て勝手に贔屓したり苦手に思ったりすることがあって、でも一緒に飲んだりしたらめっちゃ楽しいじゃんっていうことですよね。違います?

誰かを非難したり悪者を作り出したりして、悪者を作り出すような方に持っていくやつが悪いんだってまた非難して、そればっかり繰り返されてる今の日本で絶対見られるべき映画ですよ。日本とか言って主語でかくなっちゃった、嫌われる。関係ないけど「こいつは嫌いだけど、この件には激しく同意」みたいなこと言うやついるじゃないですか、あれなんなん。別にお前が普段嫌いかどうかなんか知らんし興味ないから。

ほんとにどこに結末をもっていくのががわからない映画で、一方で見えてたものが時間経つにつれて変わっていって、安易な感情移入は許さないって感じですごいクールだった。
例えば主人公も悪徳警官を非難するけど、自分だって小人症の人を下に見てたりしてる
それってすごいリアルだし、人間ってそんなもんだ。
そんな人達のドラマだからラストも正しさでは測れない方向に持っていくし、この終わらせ方の感じって初めてだなあと思う。
間違いなく傑作です