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スリー・ビルボードのssのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
4.8
いやぁ、震えた。
すごかった。

主演のフランシス・マクドーマンドもさすがで、ウディ・ハレルソンもすごかった。
けど!我らがサム・ロックウェル!
彼に最初から最後まで翻弄されっぱなしだった!

アカデミー賞発表の時、ただの願望で大好きな俳優にオスカーとって欲しいなぁ、主演はゲイリーで助演はサムだったらいいなぁなんてずっとぼやいていたら、願望通りに!
やったーなんて喜んでいたけれど、いやはや…。

感服、天晴れ、圧巻、秀逸…どの言葉で彼を賞賛したらいいのだろう。
それ位、ディクソン巡査が活きていた。
最強のレイシスト、暴力警官。そしてマザコン。
マザコンが悪いとは言わないけれど(笑)条件的にはクズ野郎の条件が揃った。
何考えてんだかちっともわかんなくて、本当ヒヤヒヤずっと肝冷やしてた。

ミルドレッドは娘を亡くしてから、元々荒くれ系の母だったとはいえ、全てに対し怒りを抱いてる。手当たり次第にぶちまけるヒステリータイプではなく、きちんと考えて数々の鬼畜行為に出る。
怒りと冷静さのアンバランスさが、目から鱗というか、何というか…泣く子も黙っちゃう。
バンダナ巻いてつなぎ着たらダークヒーローの衣装として成り立っちゃうくらい、ミルドレッドがバンダナ巻いてつなぎ着てる姿は「ごくり…どきどき」ってなっちゃった。
真っ向から宣戦布告をされたウィロビー署長が、彼女に寄り添おうとする真摯な姿にも胸打たれた。

アカデミー主演女優賞受賞のフランシスのスピーチ、
とってもかっこよかった。
とってもスマートなスピーチだった。

3枚の看板がもたらしたもの、それは何だったのか。
映画と向き合ってじっくり考えたくなった。

2018/5/18