“スリー・ビルボード”って良いタイトル。
観る前に思っていた印象とだいぶ違う映画。
そして話自体も“思っていた印象とだいぶ違う”がキーとなっていた。
今更だがなぜ脚本賞取れなかったんだろう。
ある意味映画として最高に面白い。
ざっくり言うと、勘違いと印象の違いを描き続けている本作。
予想できないストーリーとだんだん見えてくる本質が、思ってもいなかった悲しみや、時に心温まる結果をもたらしたり、どこか自分でわかっているけどわかっていない自分のことを考えさせられる感じがした。
行動と心理の交差をどちらも投げかけてくる。
いったいどうやったらこんな作品が撮れるのか。素晴らしい。
原題は「Three Billboards Outside Ebbing, Missouri」長いなぁ。