このレビューはネタバレを含みます
「今 我々にできるのは
署長に敬意を表して
いつもの仕事をすることだ
よき警官たることだ」
と言いながら広告会社のレッドを2階から叩き落すシーンが最も印象深かったです。
ここで流れる優しい曲は「His Master's Voice」というタイトルで、Do you hear your master's voice?といった歌詞があり、これがディクソンの根拠だろうと思いました。
良い警官になれという署長の声が聞こえて、良い警官なら人を2階から人を投げたりしないだろう、けど署長の声が聞こえるからこいつを殴らずにいられない。
そんな、ディクソンの引き裂かれている心を表わしているように思いました。
奇妙でしたが、心温まる映画でした。