とある田舎町、3枚の看板から巻き起こる怒りと後悔の話。負の感情が入り交じる難しいクライム映画だけどなんでこう引き込まれるんだろうかね。重っ苦しい映画にみえてこれがけっこう笑えたりしてね、
大切な何かのためなら道を外れたことでもしてやろうって人の強さを感じた映画でした。
登場人物のほとんどがクレイジーなんだが…その中でも飛び抜けてるのが、レイシストで暴力的な警察官ディクソン。だいぶクズな彼が改心して見せた姿は印象的。それで許されるかどうかは抜きにして
町の人からも信頼されるウィロビー署長より、間違いだらけでも何か変わろうとするこういう奴が一番人間臭くて愛おしい。
悪人でもない、善人でもない めっちゃめちゃに複雑なもの背負ってんなーって人達ばかりだったわ。
"ここで終わるんかい"って最後だったけどその最後をミルドレッドとディクソンでしめたのは感慨深い。
復讐からは復讐を 怒りからは怒りしか生まれないってことがこの映画の真髄なのかなぁ
