キョン太

スリー・ビルボードのキョン太のレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
3.9
家族が酷い方法で殺されたのに、犯人はわからないまま。
そんな辛いことってあるのだろうか?
ましてや、まだ若い、未来ある娘が、レイプされ焼かれたなんて本当に耐え難い出来事で、母は黙っていられない。

誠実さの見えない警察と、攻撃的なあれやこれや、そして、皆から慕われていた署長の病と死。

人はそれぞれに違うものさしを持って生きていて、正義ですら同一にはならない。
それでも、思いがけないできごとから心が変わることもある。
最後に二人がどうなったか。
これ以上悪いことが起きないで欲しいと思わずにいられない。
この映画で描かれた人生のままならなさはリアルで、胸にずーんとくる。
キョン太

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