RyukiW

スリー・ビルボードのRyukiWのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
5.0
【赦すということ、変わるということ】
アカデミー賞ノミネートされた本作
日本ではあまり注目されていなかったようですが、紛うことなき名作でした。設定からして好きな感じだなとは思っていましたがさすがです。

ミズーリ州という田舎で保守的な人間たちが過ちを犯しながら、思わぬ方角に転がる命や現実に向き合い、変わっていく姿が印象的でした
ビルボードには表と裏があります。
表ばかりが中注目されがちですが、誰もが様々な側面を持ち合わせており、その表裏含めて絶妙な演出で見せてくれたこの映画は素晴らしいなと思いました。赦すこと、そして知ることの強さ、閉鎖的な街で描かれる人間模様が美しい映画でした。

ラストシーンが完璧な映画で、何度もうなずきながら納得のエンディングを迎えることが出来ました

フランシス・マクドーマンドとサム・ロックウェルの役へのハマり方は想像以上でした。
RyukiW

RyukiW