MANA

スリー・ビルボードのMANAのネタバレレビュー・内容・結末

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

母は手段を選ばない。

娘を殺された母親が事件解決への進展がないことに苛立ち、三つの看板に広告を掲載し始めることで、なんだかんだ周囲を巻き込んで事件に肉迫していく映画。

事件の全貌がなく、事後から始まるので斬新…というか変わってるなと思った。

「あの広告は不快だ。」
「広告を取り下げろ。」
それを言うのは市民を守るべき警察。
なんてこと……
ミルドレッドの言葉は、薄っぺらい警察の言い分よりよっぽど重みがある。
娘を非情にも殺された母親は、至極真っ当な方法で世間に問いかける。
私の子供が殺された……警察は何をしているの?


オタクのぼやき:
人権ってどこまでを言うんだろう。
事件は起こってからじゃ遅いのに、起こる前に予防することは人権侵害とされる。不思議で仕方ない。
いつも思うけど、この世界はまたまだ犯罪者に甘すぎる。犯罪者の人権を擁護しすぎている。もちろん、冤罪のリスクもあると思うけど、守るべきは被害者じゃないのか。
レイプされ殺されることは人権侵害じゃないの?
だったら、ミルドレッドの言うように、二度とそんなことが起こらないように、生まれた子供のDNAデータを採取・保管したほうがよっぽどいいと思うけど。

広告会社のスリービルボード担当青年がかっこいい。広告料のためなのか、ミルドレッドのためなのか、飄々と警察をかわす。

パパ:チャーリーはクソだな。
偏見だけど父親って全世界共通で役に立たないもんなの?役に立つのはリーアムニーソンくらい?仕事はできる、でも家庭では?娘が死んだのに、殺されたのに、若めの頭悪そうな女連れてドライブできる神経あるの?すごいねえ?

え?まじこいつ警察だよな?ってやつが一人いたんだけどアメリカの警察はこんな感じなの???こいつもクソだな。
殴る蹴る、暴言の数々、窓から青年放り投げる…え、犯罪者ですか?笑
(「今すぐ銃とバッジを返せの件はどうなってる?」のシーン、めちゃ笑ったwww女子高生の口喧嘩かよwww)

署長〜〜〜〜〜!
署長がいい人〜〜〜〜〜〜〜!
MANA

MANA