この映画の魅力がすぐに分かって
良さを語り尽くせるような
人になりたい!
そう思った!
それぐらい、深くて難しい作品。
根強く残る差別や家庭問題、
そして犯罪、
数えきれないテーマがこの映画には
あると思うけど、私が感じたのは
いかに自分が固定観念や偏見を持って
映画を鑑賞していたかということ。
「正義か悪か」
主人公の「敵か味方か」
このような構図を知らず知らずのうちに
登場人物に当てはめて
内容を理解しようとしていて、
それゆえ、単純に割り切れない
複雑な内面性をもった登場人物たちに
振り回され、何度もこの構図を
壊しては組み立て直したわけだけど、
よくよく考えると、
完璧な悪や正義は存在しない
誰かにとっては悪でも、味方を
変えると誰かにとっては正義かも
しれない。
同じ人物でも、状況が変われば
悪よりも正義の側面が強く出てくることもある。
この映画に限らず、
偏見って恐ろしいなぁ、、