スリー・ビルボードの作品情報・感想・評価 - 3ページ目

スリー・ビルボード2017年製作の映画)

Three Billboards Outside Ebbing, Missouri

上映日:2018年02月01日

製作国:

上映時間:115分

ジャンル:

あらすじ

最愛の娘が殺されて既に数ヶ月が経過したにもかかわらず、犯人が逮捕される気配がないことに憤るミルドレッドは、無能な警察に抗議するために町はずれに3枚の巨大な広告板を設置する。それを不快に思う警察とミルドレッドの間の諍いが、事態を予想外の方向に向かわせる。

「スリー・ビルボード」に投稿された感想・評価

チャゲ&飛鳥、なの…?

期待値あげていくと肩すかしくらうパターンだったかな…。

個人的には登場人物の皆さんの行動に対してあの結果は、そういう生き方してたらそうですよね〜としか言えない。
怒りは怒りを来す。
まさにその通り。
その通りなんだけど…

流石にアンガーマネジメントが著しく低い、低すぎる…。
それとも、アメリカの田舎町ってこれがリアルなの?
だとしたら怖すぎるんだけど…。


##以下ネタばれ含む##


ラストみて、ぶっちゃけ娘の犯人捕まえるとかよりも、最後までやり場のない怒りを正当な理由づけをして何かにぶつけたいだけなんちゃうか。
だって、犯人の可能性ひくいのに、今から二人で殴りに行こうかって…もはや娘とかどうでも良くない?
チャゲなの?アスカなの?!
お茶混入させるの?!

そしてここまでやる人間が、その程度の事で改心する?
務所ぶち込まれてあんな奴の友達でいられる?放火魔デートに誘える?
そして子供差し置いてエロエロデートする奴は自殺しねーだろ!!
あとも少し警察も機能しようよ!!無法地帯かよ!!!
そして新署長、あれだけの現場見て、バッチとピストル置いてって、どんだけ対応杜撰なの?
貴乃花親方の方がよっぽどいいわな。
ウサギなげたりレイプしてます発言の変な行動する男が特殊任務してるって、なんかお茶の濁しうますぎないか?

それやる理由わかる〜ってくらい人物の掘り下げないんだもん。これを突飛と言わずになんと言おうかっ!

あぁ、だめ!ノイズが多すぎて身が入らーーーんん!!
ともこ

ともこの感想・評価

4.0
すんごい映画だった
みんな間違ってるけど間違ってない
優しいオレンジジュース

このレビューはネタバレを含みます

本当に良い映画を観ました。
人は間違いを犯しても変わることはできる、償うことは出来るのだと教えてくれる、とてもとても優しい映画でした。
ディクソンが火災から守った事件ファイル、オレンジジュースとストローの向き、ミルドレッドがディクソンに言った感謝の言葉、元夫のテーブルに静かに置かれたワインボトル。こじれたものが解かれていくような感じがすごく沁みました。
ラスト、ミルドレッドとディクソンがどのような決断をしたのか、結論を出さずに映画は終わりますが、「道々考えればいい」というミルドレッドの台詞はとても希望に満ちたものだったと感じました。
とにかく私が一番言いたいのは、ピーター・ディンクレイジが相変わらず超イケメンで胸が高鳴りっぱなしだったということです。
不完全な人間同士、寄り添うことで彼等なりの答えを導き出していく。そこに確かな説得力を持たせるには十分すぎるほどの役者達の演技。
紛れもない傑作。
 アメリカ、ミズーリ州。住民たちの自己認識では南部であるとされる、片田舎。そのさらに町はずれのうらぶれた道路の脇に、3枚の看板が掲載された。「娘がレイプされ殺された」「犯人が未だに捕まっていない」「どうして、ウィロビー署長」地元警察の遅々として進まない捜査を非難し、広く問題提起を働きかけるその看板を出したのは、被害者遺族の母親、ミルドレッド。失意の底に居た母親の信念と覚悟の下に投じたその一石が、決して広くない街を混乱に巻き込んでいく。
 
 物語序盤、娘を陰惨な性犯罪で失った母親の、成果を挙げない官僚機構との戦いの物語なのかと捉えていた。その所為もあり、この物語の本当の味を掴み損ねた為、最初は違和感が先に立った。
 名指しで糾弾をされたウィロビー署長が街の名士であり、周囲の住民が気持ちは分かるがあの看板はやり過ぎだと諭す中、署長を慕う部下のディクソンたちが、あんな看板取り下げろとまくしたてる中、少しでも話題になれば情報が集まるかもしれない、と言う望みにすがるミルドレッドの気持ちは理解できた。しかし、ウィロビーがガンに蝕まれ余命が長くない事が明かされた辺り、署長擁護派の歯科医の指に穴を空け、彼女の家庭環境、娘との関係性が垣間見えてき始めると、その様相が少しずつ変わり始める。
 ん?彼女は、我々の感情移入を簡単に許すような、娘を失い悲しみに暮れるか弱い女性ではないぞ、と。そしてそこで、物語の全体を貫くテイストに気付いた。このドラマの舞台は、我々が知っているよりも遥かに苛烈な世界なのかもしれない。
 
 汚い言葉が使われる事に眉をひそめている場合ではない。警察官が黒人を不当に扱ってる事など、あたりまえの日常なのだ。ちょっとやそっと脅しを掛けたりしたりしたところで誰が罪に問うでもない。つまり、彼女たちが生きる世界の、それが条件なのだ。

 ウィロビーが、すり減っていく命に思い悩ませる事無く、幸せを感じていられるうちに人生の幕を自分で引きたいと自死を選ぶと、物語は加速する。広告のせいで敬愛する署長が命を絶ったと怒り猛るディクソンは広告代理店のレッドに暴行を働く。時を同じにするかのように放火に見舞われ焼け落ちる看板。放火を警察の仕業と考え、復讐に署に火炎瓶を投げ込むミルドレッド。互いへの憎悪が、すれ違った悪意を交わしあい、争いは加熱していく。

 ディクソンが、ミルドレッドが、品行方正、正義の人物であるかと言えば当然ない。しかし、彼らが悪意の人間であるかと言われればそれも勿論無い。綺麗事だけで暮らしていけない、時に理不尽な暴力が身に降りかかる世界で、その被害から身を守るためには強く在らねばならない。舐められてはいけないのだ。
 こう言う例えはどうか。雨が降って居れば人は傘をさす。そして、その傘は雨足が強ければ強いほど、多量にそして遠くまで水滴をはじく。そうして、傘の周囲の人間を濡らしていく。そういう構図なのではないか。それでも、彼らはそれを良かれと思ってやっている訳ではない。そこに希望がある。

 作中くり返される宗教的モチーフ。看板の枚数が三であることも、おそらくキリスト教の聖なる数字が三であることを意味しているのだろう。至る所に神は居るのだろう。しかし、その庇護は行き届いてるわけではない。ミルドレッドの娘は悲劇に見舞われるし、人格者のウィロビーは病に倒れる。ディクソンは自らのすべき事、発揮できる環境に恵まれずに来た。なにより、やっと手がかりをつかんだ、レイプ犯はミルドレッドの娘の事件の件と全く別件だった。それでも、レッドはディクソンを赦し、ディクソンはミルドレッドを赦し、ミルドレッドはチャーリーを赦す。自らの身を守るだけで精一杯で、時にそれで人を傷つけかねない苛刻な世界で、それでも赦し愛していく。すこしずつでも。
深谷守

深谷守の感想・評価

5.0
病めるアメリカシリーズの一作。
設定は知っていたが、ストーリー展開は全く知らずに観に行ったので、あまりのぶっ飛んだ展開に驚いたが、それもこれも病めるアメリカならではということ。
四方八方に展開させてストーリーが、ラストにはすべてカチッと収まって気持ちのいい終わり方。ここだというところでエンディングに入るところはものすごく気持ちいい。

このレビューはネタバレを含みます

 娘さんを殺されたお母さんが警察の無能っぷりを批判する看板をたてたことで田舎町がざわわする話。

 殺人犯捜しの話風のストーリーで進むのかと思いきや、人の憎しみや怒りのぶつけあいをどうやって許していくのかというのを描いている映画で人間の心が変化していくのを静かに丁寧に描いていてそれでいて退屈させることのない100分間でした。

 娘さんの事件を捜査しないと警察の怠慢を訴える主人公にみんなから慕われている警察署長にレイシストの巡査やその家族たちを適度に配分して全員が無駄なく機能していて力強さが伝わってくる映画でした。登場人物が「この人善人、この人悪人」というわかりやすい勧善懲悪な配置になることないふわふわしているキャラクターたちが不思議で面白かったです。

 リアリティの面からすると放火しても追及されることなく簡単な証言でアリバイがあるというだけで逮捕されなかったり、署長の手紙一発で改心しちゃったりして今まででいくらでも改心するきっかけがあったのではなかろうか、つまり署長が悪いんではないかと思っちゃったり、たまたまバーにいたら犯人らしき男が自ら武勇伝を語る男と出会ったりする偶然だったりが気になったりもしましたが憎しみの連鎖を断ち切る方法の1つを見せてくれて面白い映画でした。
主人公の女性が田舎道に立ってる3枚の大きな看板立てに、ある広告を出したことで町が騒然とする映画。長文です。
冒頭のタイトルバックでカメラが一回下に行ったあとにまた上がって、主人公のフランシス・マクドーマンを捉えるシーンがあるんですけど、それがすべてを物語っているような映画でした。
どういうことかと言うと、映画を通して視点が定まらないのです。良い人間と悪い人間みたいな二者択一ではなく、みんなそれぞれ信念があって、みんなそれぞれ罪を犯して、そして何よりも、みんなそれぞれ必死に生きているのです。
マクドーマンかわいそう、と思った次の瞬間には最低のことをする。そしてまた次の瞬間には応援したくなる。これが主人公のマクドーマンだけではなく、登場人物各々がそのような描写なのです。
私は思います。この映画を観て、観客たちは一体何を思えば良いのか? 主人公に肩入れすべきなのか? あるいは他の誰かに肩入れすべきなのか? この迷いこそが、今作品の根幹と言っても良いぐらい、この映画は私を思い悩ませてくるのです。
そしてずいぶんと思い悩んだ末、こう思います。つまりこれは生きることに対する問いになるような映画だったんだ、と。思い悩み、信念を持って行動し、間違え、人を傷付け、そのことでまた傷付けられ、それってまるで自分のことそのものじゃないか、と思うのです。
映画のあとの、これからの主人公や他の人々の物語。それはどこか遠くにいる彼女たちの物語じゃない。自分自身が選び取っていく物語なのです。
youki

youkiの感想・評価

4.5
染みる。
見終わった後から、じわじわくる作品でした。。

感想書くのが遅くなってしまいました(^^;

脚本、キャストすべて完璧な映画だと思います!
ラストの着地。凄く良かったです。
また見に行こうと思います。

余談…
foxサーチライトのパンフレット初めて買ったのですが、良かったです!!
シェイプオブウォーターも楽しみです(*^^*)
すっきり終わらないよね。
てぃりーって言いそうな感じでキレるとこ好き。
てゆーか、元旦那の彼女サイコー!