スリー・ビルボードの作品情報・感想・評価 - 370ページ目

スリー・ビルボード2017年製作の映画)

Three Billboards Outside Ebbing, Missouri

上映日:2018年02月01日

製作国:

上映時間:115分

ジャンル:

4.0

あらすじ

最愛の娘が殺されて既に数ヶ月が経過したにもかかわらず、犯人が逮捕される気配がないことに憤るミルドレッドは、無能な警察に抗議するために町はずれに3枚の巨大な広告板を設置する。それを不快に思う警察とミルドレッドの間の諍いが、事態を予想外の方向に向かわせる。

「スリー・ビルボード」に投稿された感想・評価

金柑

金柑の感想・評価

3.7
マーティン・マクドナーだからというのと、TLでやたらと評判良かったから。あとウディハレルソン。
ただ「どんでん返しがすごい!!」みたいな情報をやたら得ていたので結末に余計な期待をしすぎてしまい、アッ終わった…?となってしまった。途中の面白い展開も全部控えめな目で見てしまった。残念。

一つ一つの展開は突飛なわけでもなくて確実に順番に起きていて、でもちょっとずつエッそっちなの?という方向に行くのが先が読めなくてじわじわ面白い。
あとやっぱりちょいちょい入れてくる笑いのセンスが好き。ペネロープ。

人って変わっていく、というか色んな面が色んな人の言葉によって表に出ていくだけでまあ同じ人なんだよな。

そしてやっぱりわがままだけど舞台で観てみたいなこれ…いや看板とか火事とかどうすんのって感じだけども…
あとからじわっと来る映画でした。
誰しも誰かにとっては、良い人なはず!と感じられた映画でした。

何も押し付けてくるわけでなく、正解を教えてくれる映画でもないけど、
人と人との愛・その大切さ、世の中の不都合さについて考えさせられました。

人は一面だけではないし、立場・状況・関係性が変われば、同じ人とは思えない印象を見せるもの。

それが周りの人と上手く絡むことが出来ると、良い方向に進んで行くけど、逆に簡単に大きく悪い方向にも進んでしまうもの。

人はみんな、優しい面もあるし、厳しい面もあるし、ダメで弱い面もあるし、優秀な面もある。
それを、自分から見たある一面の印象で、相手のことを全て知ったように判断するものではないと、めちゃくちゃ自然に感じさせてくれた気がしました!

話のテンポ・展開が早くなく、エンタメ感かなり薄いですが、
日常のリズムから滲み出てくる人間性と、その人間性が変わる瞬間が、際立って伝わってくるように感じました。
またゆっくりな話のテンポから、人間の人生の速度ってこんなもんだし、そんなポンポン展開変わらないところに、リアルな人生の変化を感じました。

田舎ってことで、みんな顔見知りみたいな関係性だからこそ起きる、微妙な人間関係がじわっと来る。

人に優しくしたいときに、また観たい映画!
簡単に感想が出てこない。。
許せる悪と許せない悪。
登場人物が善と悪、または被害者、加害者ではっきりと分かれておらず、混在している。
ラストでもまた、許せたのか否か。
コメディっぽい部分もあるが完全にヒューマンドラマ。
Makiko

Makikoの感想・評価

4.3
人のあらゆる感情は連鎖するし、周囲に及ぼす影響もまた大きい。
見終わった後もしばらくそれぞれの登場人物の心情を考えずにはいられない。
めちゃくちゃ良い映画だったけど何に対してそう思ったのか上手く言い表せない。色んな人の感想を読んで共感はすれど、膝を打つまでには至らない感じ。ズッシリ残る映画。
キチガイばっかだしやりきれない思いに満ちているしカタルシスは無いけれど、それこそ人生であり人間であり罪であり業であり、、、と思う。3つの広告から始まり、綴られた3通の手紙を経て、それぞれの終わらない物語が続いて行く。脚本も演者も凄すぎる。
A

Aの感想・評価

4.2
怒りは怒りを来たす。

ド田舎の看板を新しくし直しただけなのに、そこで繰り広げられる人間ドラマ。
細かな伏線が大きな物語へと繋がっていき、少しづつ主人公たちにも変化が…。

見終わってからも余韻が残り、考えさせられた。
素晴らしかった。
一言で言うと「怒り」の映画。

母親の「怒り」、警察の「怒り」、住民たちの「怒り」、いろんな「怒り」が組んず解れつ、複雑に絡み合って物語がどんどんどんどん転がっていく。

なんせ登場人物が全員怒ってるもんだから、感情移入なんてさせないぜ!ってくらいキャラクター達が生き生きとラストまで駆け抜ける。
特に主人公である母親のブチギレっぷりは凄まじい。

小難しく解説して語ることも出来る映画だと思うけど、まずは難しいことは抜きに、ただひたすら突き進む物語に酔いしれた。

久しぶりに「映画」を観た!という気分。
とく

とくの感想・評価

3.7
語彙力も思考能力も乏しいので、すごく面白かったとしか言えない。
脚本、演出のうまさにまず驚く。
全く思った通りに進まない物語に「これ、どうやって着地するんだろう?」とドキドキした。…ら、想像以上の展開。
細かなカットや小道具がちゃんと伏線でいて、それらがやがて大きな流れになるのが凄い。
良い人が悪いことをする事があるし、悪い人が良いことをする事もある、そんな小説を書いたのは池波正太郎だったか。
そして込められた希望、きっと人はやり直せる。
「現代」に差し出された処方箋のような映画だった。
Sugar

Sugarの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

火達磨になって守った調書、渡したオレンジジュース。
人には人の、思いがある。