新年早々、大層なモノを観てしまった…
前知識無しで飛び込んだけど、深すぎて前が見えない状態。
真ん中に一本のずっしり重たい太い筋があって、その周りを3家族のストーリーで固めた感じなんだけど、その家族…
激しい怒りの連鎖の物語でありながら、赦しの物語でもあると思った。人間はひとに赦されることで他人を赦すことができるようになるのかもしれない。
暴力描写やブラックジョークが武の映画っぽいな!好き!と思っ…
“怒りの先にあるもの”
様々な映画賞を受賞した本作。
本当に素晴らしい作品でした。そのことはまずお伝えしておきます。
それにしても、この映画を観ているとそれはそれは複雑な気持ちになります。
…
最後、あれはどっちなんだろう?と考え込んでしまう余韻が続く。
人への愛とか、その表現の不器用さとかぶつける方向を誤ることとか、色んなことが交差して切ないけれど、その果てに分かり合えたり、伝わって変化…
おもしろかったんだけど、考察必須でした…。
観ただけではこの映画に込められたメッセージ性を読み取れなかった…。
ただ、ネットで考察を読んで映画を考え直してみるとなるほどと思うことばかりで、この映画の…
憎むべきは犯人なのに、見つからない。行き場を失った怒りが、新たな怒りを生み出してしまう様がやるせない。何度も憤りを覚えた。
けれども鑑賞後は観てよかった、自分の中の何かが変わったといえる作品。
オレ…
このレビューはネタバレを含みます
傑作だった。
怒りと赦しを描く。
怒りは怒りを呼ぶ。しかも当然の怒り。それを止めることも出来るんだけど…
そんな時にオレンジジュースを差し出せる勇気を持つ奴にお前はなれるのか?夫の遺した手紙を持って…
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