きょんくん

6日間のきょんくんのレビュー・感想・評価

6日間(2017年製作の映画)
3.9
CAT SHIT ONE やマスターキートンでも取り上げらていたあの駐英イラン大使館事件が映画になっていて
かつマークストロングご出演と知ったら観ないという選択肢はない。

という事で平賀さん(マスターキートン主人公)は居ませんでしたが
ジェイミーベルもご出演。

実話の映画化。

あらすじはフィルマークスを読んでいただいて。
補足説明すると
ついにSAS(英陸軍特殊部隊)がと書いてありますが、この事件が初出動だったからです。(wikiより)
冒頭から実地訓練のシーンが多いのもその為かなあ。

政治側、現場で交渉する側、SAS部隊側、犯人側、報道陣、5つの視点で時間軸を追いながら進みますが
主にはSAS隊員(ジェイミーベル)と警察の交渉人(マークストロング)の2人の視点で描かれています。

私の印象に強く残ったのは無血解決に全力を尽くした交渉人でした。

特に犯人たちの窮状を思い遣る姿勢は任務以上の姿勢がみられました。

そうこの映画の凄いのはテロ犯の窮状までも描いている点です。
通常(と言っていいのか)人質や被害者に焦点を当てそうな所ですが。

テロは如何なる理由でも許されないけど
この映画をみて
人を思い遣る心が無ければ
言い換えれば
人を思い遣る心があれば解決する問題があって
もちろん全部ではないけど
でも良い方向に進んでいくはずだ
と思いました。

ラストシーンの交渉人がまぶたに残ってます。

ダブル主演の2人の演技サイコーでした。
きょんくん

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