サーロイン

6日間のサーロインのレビュー・感想・評価

6日間(2017年製作の映画)
3.6
Netflixオリジナル作品。
イギリスで実際に起こった人質事件が基。

駐英イラン大使館でイラン人による立てこもり事件が発生。警部のマックスは交渉を続け人質が何人か解放される。しかし人質が1人殺され、事件発生から6日目、遂に英陸軍特殊部隊SASが大使館に突入する...。

約90分で短めながらも終始緊張感が途切れない。
交渉を続ける警部役にマーク・ストロング、BBCのリポーター役にアビー・コーニッシュ、SASの若きリーダー隊員役にジェイミー・ベル。

マックスが必死の交渉をしている間にSASが突入に向けたシミュレーションを重ねていく展開は観ているこちらも徐々に緊張してくる。
劇中の音楽は不穏な感じのサウンドが時々流れるだけで他は極力カットされていて、それも映画全体の緊張感を高めている。

当時の英首相サッチャーのSASに対する信頼は厚かったとわかるしテロに屈しないというサッチャーの信念が伝わってくる映画だった。

キングスマンとはまた違ったマーク・ストロングの渋カッコいい演技に唸る。
サーロイン

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