ちろる

ダンボのちろるのレビュー・感想・評価

ダンボ(2019年製作の映画)
4.0
小学校の時はよくダンボの「baby mine」の音楽をかけて寝るのが好きだったので、この作品でたくさん起用されてて、それだけでもう満足。
それに増してダンボが可愛すぎて、あの上目遣いに簡単にノックアウトされてしまう。

ティム バートン色が弱いという意見もチラホラありましたが、ティム バートンが常にこだわって描き続けている、「社会のはみ出しものたち」の持つ輝きについては、この作品のダンボやその他のキャラクターにも反映されて、切なさの中にも一筋の温かさを感じるストーリーに仕上がっていました。

コリン ファレルのキャラクターがいまいちだったのと、子供たちももっと個性あれば良かったなぁという懸念点はあったのですが、その代わりにティム バートンの最近のミューズ エヴァ グリーンと、クソ意地汚い悪役がぴったりなマイケル キートンの存在はこの作品にしっかりとインパクトを与えてます。
映像表現はとにかく美しくて、今の時代だから実現できたリアリティある映像表現が、ノスタルジー溢れるダンボたちと愉快な仲間たちのいる時代に引き込んでくれました。
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