期待もせず鑑賞した本作だが、予想通り、期待のハードルを越えることも無く、かといってハードルの下をくぐり抜けることも無かった。
「まぁこんなもんでしょ」の一言で片が付く。
よかった点としては、ダンボが可愛い。最初にビジュアルが発表されたときは、リアルな小象でも、ディフォルメされた感じでもなく、かなり不気味な見た目をしていた。
しかし、実際に見てみるとリアルとディフォルメのちょうど中間のようなデザインでわりと可愛く見えた。
悪い点は、主にストーリーとキャラクター。双方とも特別どこがダメってところはないが、かといって印象に残ることも無く、全体的に普通なのだ。
それゆえ面白みに欠ける。 わかりやすい主人公にわかりやすい悪役、ファミリー向け映画だからこれでいいのかもしれないがそれではあまりにも退屈である。
一応、ティムバートンが監督しているのだが、彼らしさみたいなものも特に感じることができず、誰が撮っても同じだったような気がする。
ＢＦＧ、リンクル、くるみ割り人形といい何だかパッとしない映画が多いぞディズニー。
