かえるのエリー

ダンボのかえるのエリーのレビュー・感想・評価

ダンボ(2019年製作の映画)
4.8
ダンボね、ダンボ。TDLで写真撮ろうと皆並んでるヤツね。可愛いよね〜。・・・はて?どんな話だっけ? というくらいキャラ先行で話を知らない。故に、公開時にティムが監督したんだね〜程度で劇場に足を運ばなかった自分を殴りたい!! また愛すべきティム作品と出会えた。

サーカスにいる象のジャンボの息子・ダンボは、異常に耳が大きいことで不評だったが、その大きな耳で空に羽ばたいた事で人気者に。そこへ商売を持ちかける輩が現れて。。。

造形、色合い、質感、キャラ・・・隅から隅までティム節炸裂!! もう画面を観ているだけで幸せなティム好きは私だけではないはず。パパの「継ぎ接ぎ」の義手はナイトメアをイメージさせ、サーカス前半のダンボの看板と後半のドリームランドの看板の“D”が意味を持つ「言葉遊び」は絶妙、チャリチョコを思い出す。

キャストがまたたまらない! マイケル・キートン&ダニー・デビートといえば「バットマン・リターンズ」ではないか! またマイケル・キートンが常連に返り咲くか!? そしてすっかり常連となったエヴァ・グリーンは相変わらずのゴスロリ感で美しい。子役の女の子もいかにもティム作品顔(笑) 音楽は無論ダニー・エルフマンだ。

と、ここまで全てにおいて完璧だが・・・なぜコリン・ファレル?? 主役なのに一番ハマってないと感じるのは私だけだろうか。。。