ふたば三十郎

バース・オブ・ザ・ドラゴンのふたば三十郎のレビュー・感想・評価

3.0
いや、意外と満足したんですが(笑)

ジェイソン・スコット・リーよりもさらに似てない、つーか、寄せる気もない人連れてきて「ブルース・リーです」って、ふざけんなって感じだが(だったら観るなって話だが劇場に足を運んでしまうファンの悲しさよ)、酷評レビューもあり、ハードルが下がりきっていた故か、おいおい、普通に観れるやんって感じ。

・ブルース・リーは主役じゃない
・狂言回し的な白人青年が実質主役
・もう1人のカンフーマスターが良く描かれすぎ
・やっぱりブルース・リーに見えない
・しかも動きが遅いし迫力ない

など、不満点はあらかた予告編と他のレビューで解消済み。
そのためか、ストーリーに集中できたのが良かったのかも。

ほぼ9割以上はフィクションなんだが、あの伝説の、いや伝説とファンが考える「ブルース・リーvsウォン・ジャック・マン」戦をこんな風に見せてくれたことにちょっと感動。
で、最後に『ドラゴンの誕生』って、巧いやん。
ただ、エンドロールにウォン・ジャック・マンの名前があったのは引っかかるが。

『ドラゴン/ブルース・リー物語』でのジェイソン・スコット・リーは頑張ってたし、振り向き様の一瞬だけ似てたりしたのは認めるが、作品の良し悪しで言うと、こっちの方が出来はいいかな。
ぶっちゃけアレはロブ・コーエン監督が下手すぎってのもあるけど。音楽だけは良かったが。

ま、とりあえず『燃えよドラゴン』また観よっと。
☆☆☆