パッケージ見た時はゾンビ映画かと思いました。…ゾンビは出てこないけど当たらずとも遠からず…といったところでしょうかね？
理不尽に会社に捨てられた男が物理的に会社に復讐する物語。
この映画を選んだ大方の人同様に人気のドラマシリーズ『ウォーキングデッド』に出演していたスティーヴン・ユアン目当てで観てみようと思いました。いい顔するんだよねこの人、なんか印象に残るのよね。
しかし『ウォーキングデッド』もシーズン３あたりまでしか観てないんですよね。そういえば『24』も『プリズンブレイク』も『ロスト』もシーズン３あたりで挫折しています。
ドラマシリーズってどこまで続けていけるかという挑戦のような印象でついていけなくなっちゃうんですよね、人気のある時を続けていきたいのはわかるし物語が終わってしまうのはさびしいけれども”終わり”って物語でとても大事な要素だと思います。終わり方ひとつで好きになったりキライになったりするほどに。
ウイルスに感染したら湧き上がる本能を理性で抑えることができなくなり隔離された会社内で暴れる人たちの姿はゾンビ映画そのもの。
現代社会で抑圧された生活を送っている人なんかは彼らの会社内で暴れまわる姿を観て発散するもよし、「こんな会社に比べたらよっぽどおれのほうがマシだな」という視点で観るもよし。
元同僚たちとこれから殺し合いをするって時のお互いにらみながらゆっくり歩くところで急にスローになってなにかのCMを観ているような気分になりました。
暴力も性欲も抑えられなく～というからにはあるんでしょうねと構えてたラブシーンで理性が抑えられないあたりの演出として鳴り出す思わず笑っちゃうくらいの勢いのBGM。
ヒロインが美人さん。
