主人公が架空のテレビ番組、ブリグズリーベアーにどうしてそこまで入れ込んでいるのか、最初はよくわからなかったのよね。
なんかご都合主義な教条主義の匂いがするし、母親の方は余りの入れ込みように少し怯えてたし。
でも彼が元の両親のところに戻ってから、ブリグズリーの良さをわかってくれる友だちが出来るだけでなく、これが架空の、父親が作った番組だとわかった上で続きを作り上げたいと思うところから、ブリグズリーの凄さがわかってくる。
まあ普通に考えて、自分の子供一人だけのためにあそこまで力入れて番組作らないよね。そんな情熱が注ぎ込まれているんだから、面白いだろうよ。
やはりアメリカはサバイバーに対する意識が日本と違うのかな。ひっそりと隠れて暮らすなんてことはなく、そして面白半分で興味持つ人より、よく頑張ったと尊敬する人の方が多いんだ。
そして周りの人がいい。協力的だし理解しようとする。そりゃ多少の行き違いはあるけど、みんな彼の為に頑張ってる。
と、私は面白かったけど、一緒に見た叔母はなんだかよくわからなくて面白くなかったと言ってたので、まあ気楽にお試しください。