このレビューはネタバレを含みます
フィクションは人を狂わせもするし、人を救うこともある。
主人公ジェームスは誘拐されたことでブリグズビー・ベアに出会い、それに固執し、また心の自由を得ることが出来ている。
…とても複雑な物語だ。
ジェームスは解き放たれた現実で、いかにブリグズビー・ベアと向き合うのか。
全てを知ったジェームスは無邪気にもブリグズビー・ベアの続編を作ることを志し、容赦ない現実に抗おうとする。
しかし現実は現実的にしたたかで、彼を苦しめもする。
ジェームスはいかにブリグズビー・ベアと向き合うのか?
不幸中の幸い、ブリグズビー・ベアによって賢く育ったジェームスは、おそらく最良の選択をする。
彼の手で新しく作り出されたブリグズビー・ベアの続編は、最終回でもあった。
…もう、泣くよね。
(すべてが結局はジェームスに優しく作用してご都合主義的かもしれないけど、まぁファンタジーだし、自らブリグズビーにサヨナラする選択をしたジェームスの成長に泣いちゃったので、白旗です!(映画ばかり観てちゃいかんなぁ))