全くもってノーマークだったけど、友人からあらすじ聞いて「何それめっちゃ面白そう!」てなって観に行った。
赤ん坊のときに誘拐され、人里離れた場所で「外の世界は汚染されている」と教えられて育ったジェームス。
彼の楽しみは、両親が毎週差し入れてくる「ブリグズビーベア」という子供向け番組のみ。
その番組を本当の世界だと信じ込んでいたジェームスは、軟禁から開放された後に作り話だと知らされる。
ブリグズビーベアが全てだった彼は、自分の手でブリグズビーベアを映画化しようとするが…。
最高に良い映画でした!
基本はハートフルコメディだけど、ちょぴり切ないところが良いアクセントになってて泣けるポイントもあったりして。
「誘拐」や「軟禁」から外の世界を知るというところは「ルーム」を彷彿とさせるけど、それとは真逆で嫌な奴が出てこない。
強いて言えばカウンセラーのクレア・デインズくらい。
そもそも当のジェームスに悲壮感が全く無い。
むしろすぐさま外の世界に順応しちゃう。
現実的でないと言えばそうかもしれないけど、映画は一種のファンタジー。
こんな優しい世界があったっていいじゃない。
最高だよブリグズビーベア。
大好きだよブリグズビーベア。
大好きな「ボクらのミライへ逆回転」みたいな映画の手作り感を感じられるところも好き。
主演のカイル・ムーニーも良いけど、マーク・ハミルとグレッグ・キニアのオジサン俳優が素晴らしい。
先日のSWではまさにジェダイなカッコ良さを見せつけて復活の狼煙をあげたマーク。
今回の優しい誘拐犯役も最高にハマってた。
グレッグ・キニアはジェームスの誘拐事件を担当する刑事役。
これがまた最高に良いヤツ。
随所に特撮やSF愛を盛り込んでたりと、いわゆるギーク要素あり。
そこはかとなくSW要素が感じられたり、スター・トレックTシャツや遊星からの物体X、ヘヴィーメタル(アニメ映画)のポスターなんかたまらん!
もちろんそんなの知らなくたって楽しめるし、観た後にほっこりすること間違い無し。
売り切れてたけどブリグズビーベアのTシャツとかマグカップ欲しい〜😭
ここ最近、「カメラを止めるな」にしろ低予算だけど素晴らしい作品に出会えてばかり。
映画を作ってるクリエイターさん達には頭が下がります。