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ブリグズビー・ベアのMinCのレビュー・感想・評価

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)
3.9
担当刑事ヴォーゲルが、妹が、妹の同級生が、奇跡のナイス・アクション。
ほんまに?これはもう友情と言っていいよね。
拉致からの生還、て書くと大袈裟かも知れないが、あまりに特異な事例だから一体どう言ったメンタルになるのか全く想像もつかない。「救出」されたジェームズ本人は、ガラリと変わった環境に戸惑うも拒否反応するでなく、受け入れ、新しい経験を素直に楽しむ。パーティで女の子とイチャついたり、撮影のキャンプだなんて!おいおいまさかのリア充じゃーん。変人だけど最低限のマナーはあるし、ある意味純粋教育されていたという点では、何が幸いするかわからないし、『万引き家族』の至極希望観測的後日譚かと思った。もしあのままずっと病院に閉じ込められてしまっていたら…恐

フラードームから世界を垣間見せ、ブリグズビー・ベアをせっせと製作していた(いろんな意味で素敵に狂った)偽父テッド(Ted?)が、某超世界的有名コンテンツのluke様、マーク・ハミル。その長い不遇時代の暗喩のようだし、ベア愛しの少女はレイア姫に見えるし、ヴォーゲルのシェークスピア的芝居もフォースと共にあるように見えて仕方なかった。

にしても、随分と上手いこといったけど、、危ういよね、、爆薬検索したらすぐ作れちゃうとかの不穏さ、単に現代社会の揶揄だとしても。なにかとても大事なことを、見落としてる気もして、、なんだろう少しもやもや。
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