デロング

ブリグズビー・ベアのデロングのレビュー・感想・評価

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)
4.0
赤ん坊の時に誘拐され、地下シェルターで偽の両親に育てられていたジェームズだったが、25年経った今、警察に無事保護され、本当の家族の元に戻る。しかし、彼の知識の中にあるのは、監禁中に観ていた謎の教育番組『ブリグズビー・ベア』の事だけ。そんなジェームスの前に広がる今まで見た事もない世界での体験、そしてブリグズビー・ベアの正体とは!というお話です。

これ面白かったです!普通に考えれば『ルーム』の様なシリアスな展開もあるのかなと思ったら、まさかまさかのファンタジーだし、純粋で、笑えるし、めちゃくちゃ優しい映画でした。誘拐の事なんか何処かにぶっ飛んでしまって、自然と入り込めるし全然違和感ないです。家族や知り合った友人たち、警察、誘拐し容疑者となった偽の家族みんな優しくて魅力的。そして映画を観てる誰もが、常にブリグズビー・ベアが中心にいるジェームズの世界観に引き込まれるのは間違いないです。(^^)

ブリグズビー・ベアの雑でB級感丸出しのビジュアルもポップで最高だし、ジェームズを演じたカイル・ムーニーがハマり役でした!マーク・ハミルも存在感抜群で、久しぶりのクレア・デインズも見れたしで大満足の1本です。

愛に溢れた素晴らしい作品なんで、これは沢山の人に観て欲しいですね。(^^)
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