.
「何かを好き」であることのパワーは、人生をより豊かにしていく。
そんな確固たる信念のもと、斬新な設定と製作者のこだわりを詰め込んだ本作は、この上なく愛おしく記憶に残る作品になった。
関わる人たちが「ブリズグビー・ベア」という、ともすると嫌悪感さえ抱きかねない由来を持つ架空のキャラクターを通して成長し、繋がって行く。
「好き」を突き詰めることは夢を追うことと同義であり、例えその先に決別が待っていたとしても、必ずや何かをもたらしてくれるという確信を、本作は高らかに宣言する。
.
それを支えるのは家族と友人。
そう、この映画は人生賛歌そのもの。
あの頃、テレビの中のヒーローは誰だった？
