「お前は異常」とかいう「異常」
幼い頃から両親とシェルター暮らしをしているジェームズのたのしみは教育番組「ブリグズビーベア」。しかし突然押し入ってきた警官に両親が逮捕され自分が赤ん坊の頃に誘拐されていたことを知ってしまう。
本当の家族、本当の社会に触れたジェームズはどこか空虚なまま、誘拐犯の父が自主制作していた「ブリグズビーベア」の続きのことばかりを考えていた。
地元映画館で公開とのことでやっと鑑賞できました。
ぶっささりです。マイノリティを感じたことのある方なら共感できる部分が色濃い作品だと思います。
他人の顔色を伺うことを知らないジェームズは一度心を閉ざしてしまうも、そこで相手に合わせる生き方じゃなく自分を貫く生き方を選択するのが本当にかっこいい。
すばらしいものはすばらしい。
し、それが異様なものだっとしても世の中に流されず一度受け入れてみる寛容さが必要なんだ、という外側の人間へのメッセージも感じました。
似た構図で『ワンダー 君は太陽」もありますが、比べてこっちはより大人にささるテイストに仕上がっており
「明日もまた頑張ろうもの」としてイチオシです。