どんな人にもこれまで生きてきた時間の中に
特別な季節や、大事にしてる想い出
忘れられない人や、秘密の約束とか
そういう過去の欠片で出来ているんです
僕が知らないそのあなたの喜びや苦しみ、
今はもう微かとなってしまった成功や後悔とか
どんなことをして、どんなことに触れて
どんな人とこれまで出会ったのだろうかなんて
想像するしかないんだろうね、忘れられないからね
生きてきた時間の中で過去が増えていくと
どんどん後出しジャンケンみたいな気持ちになって
時折どうしようもない事実に凄く寂しい気がするね
人の本当に触れることはできないなんて
そんなこと。
後に出すジャンケンでは本当の意味で
勝てないことを知っている
ただそれでも、
自分の愛に自信を持てたのであれば
ゆっくり全部を包み込めたのなら
すっぽり隙間に潜り込めたのなら
たっぷり明日を好きでいれるのにな
じっくり貴方を好きでいられるのにな