カルト教団から抜け出した兄弟が、久し振りにカルト教団の村で数日過ごす内に、怪現象に巻き込まれるスリラー映画。
結局ね、山奥でヤバイ奴らが怖い儀式をしてるって設定はスベらんのよ!
そんなヤバイ風習の村があって欲しいもん。
そういう映画に期待するのは、目も背けたくなるような儀式とか、常識とは違う倫理観や死生観なんですが、
アルカディアでは幸せな光景が流れるだけで、そういう楽しみ方は出来ません。
ただ、ヒネりがあって、
SF映画の要素が入って来るんです。
毎日すれ違う男、
同じ5秒を無限に繰り返す部屋、
積み上げられた謎の石、
時々届く未来の映像、
説明のないまま不穏なシーンが合間に挟まれて、ラストで一気に種明かし。
前作のキャビンインザウッズを見ておけば、「あー!それでこのシーンに繋がるんか!」という伏線回収の気持ちよさも味わえます。
ロッテントマトでも高評価だったそうで。
アカデミー賞はハズレが多いけど、
ロッテントマトと観客賞は信じて大丈夫。