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セブン・シスターズのペジオのレビュー・感想・評価

セブン・シスターズ(2017年製作の映画)
3.8
まずはやっぱりこの特殊な設定に惹かれた
良い設定が用意されていると観る前から妄想してしまう

優等生の「月曜日」
神経質な「火曜日」
肉体派の「水曜日」
反逆者の「木曜日」
天才肌の「金曜日」
感情的な「土曜日」
母親役の「日曜日」

…一番自殺者の多い日っていうくらいだからやっぱりストレスフルだったのかな
…ジャンプを読んで自由さに憧れたのかな
…半ドンでパーティーとか良く行ってたのかな
…教会に礼拝にばっか行って信じやすくなったのかな

……学生時代は七股(いや、六股か)かける様なビッチと思われてたのか?
…それとも、姉妹に迷惑かけない様に全員が「自重」したのだろうか?
この七つ子の歩んできた30年間の「日常」もまた別の面白さが有りそうでワクワク
(なんかライトノベル向きの感じはありますが。)

期待はしつつも結局はSF「アクション」にありがちな、「その世界を特殊なものにしているオモシロ設定を悪と断じ、イレギュラーな主人公の行動によって革命が起き、普通の世界に戻る」お話なんだろうなとは思ってはいた(…説明難しい。例としては「マイノリティ・リポート」とか。)
実際そうだったが、テンポが良いし、脚本も練られていて観てる間はかなり楽しんでしまった
(もうちょっと「バレるかバレないかサスペンス」があっても良かったとは思うが。)

「カレン・セットマン」という「アイデンティティ」を「マクガフィン」として捉えた話にも見える
「マクガフィン」を「どうでもよくないモノ」として扱う奴って、大概「悪役」だよね
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