ロク

セブン・シスターズのロクのレビュー・感想・評価

セブン・シスターズ(2017年製作の映画)
4.5
ノオミ・ラパスが1人7役を演じる近未来ディストピアSFサスペンスアクションの快作!爆発的な人口増加により深刻な食糧難へと陥っていた近未来の地球では厳格な一人っ子政策が世界各国で行われており、2人目以降の子供達は冷凍睡眠を施され政府施設で保管隔離されていたが、そんな状況下で一人の男が亡き娘の遺児である七つ子を政府に隠れて育てあげる。サンデーからマンデーまで曜日ごとの名前が付いた七つ子は1週間に1度自分の名前の曜日だけカレン・セットマンという共通の人物になりきることで政府の目をごまかして生き延びてきたが、見た目は同じでも性格はまるで違う彼女達は共通の人物を演じることに息苦しさを感じ始めていた。そんなある日、姉妹の中でも一番外の世界に興味を強く持っていたマンデーが外出先から戻ってこないという恐れていた事態が起こってしまう。政府に見つかり捕まったと思った姉妹達はマンデーを助け出すために6人で政府との戦いへと突入していくが...とにかくノオミ姉さんの八面六臂ならぬ七面六臂の活躍には目を見張るものがあります!七つ子それぞれの性格が違うという部分を上手く使ってそれぞれが持つスキルを駆使して巨大な政府に戦いを挑んでいくという展開も面白く七つ子の中では個人的にはバイオ・ハザードのクレアのように腹筋バキバキな体で銃を片手に暴れまくるウェンズデーが格好良くて好きでした。不気味すぎるラストにはゾッとしたけどそこも含めて良く出来た作品だったと思います。オススメですよ!
ロク

ロク