人口が爆発的に増加した未来。食糧生産が追いつかないからクローン作物でまかなうも、その影響で多生児の出生率が大幅UP。
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政府は「児童分配法」なる法律を制定し、一世帯に子どもは一人と定め、複数人生まれた場合は人口問題が解消されるまでコールドスリープさせる施策をとる。
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そんな中、7つ子であることをひた隠し、曜日ごとに入れ替わりながら生きる姉妹のお話。
・・・と、SF好きとしてはこの設定だけでワクワクが止まらない。
7つ子を演じ分けたノオミ・ラパスが凄い。同じ顔なのに、全く別の人格として観る側は認識してしまう。
1人の人生を7人で形成するため、仕事も恋愛も7人でシェア。自分の出番は週1なんて、発狂してしまいそう。
全く予期できない展開に、一時たりとも目が離せなかった。
希望と絶望を同時に表したようなラストは、複雑な感情と共に「いや、でも現実に起こり得るかも…」というリアルな怖さを感じた。