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ワンダーウーマン 1984のkiritoのレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)
3.4
【等価交換】

はっきり言えば話としては厚みもなく面白くはない。
が…久しぶりに娯楽作品を大画面で観るという点、脚本にケチをつけず、ガルさんの美脚を堪能するという点では十分及第点といったところ。

ヒーローは1日してならず、そして孤独でなければならない。
いわゆる「何かを得るためには何かを失わなければ…」理論であるが、まさかの解決方法があまりにも雑で驚いた。ここがこの映画の一番見せたい肝のはずなのにこれでよかったのか・・・(ネタバレ欄)
そして突然のCAT登場にも驚きを隠せないw
(いや確かに彼女は望んでたけど…望んでたけどもwww)

また、冒頭の競争のシーンは迫力はあるのだが、流石に長い。
「嘘の上に正義は成り立たない」という過去を大事にしたいのであれば、もう少し後半に活かすべきだし、過去の演出とはぶつ切りになってしまった印象をうける。

いわゆる80年代をテーマにした映画は映画通にとっても「ウケる」年代だし、現役の製作陣が生きた時代だから、扱いたくなるのもわかるが、vividなデザインと世界観はこちらとしては食傷気味。

なお、最も見どころの戦闘シーンはDCお決まりの安定の夜。

とはいえ、WWⅠの「自分勝手な」彼女はもうこの映画には存在しておらず、「極めて大人」になった彼女の孤高の戦いや辛さは十分伝わってきた。
文字通り「あなたが想像している私ではない」というあのセリフはそういうところにもあるのだろうか。
キャラ的にはかなり確立し、ポップコーン映画としては楽しめたのでⅠよりは好きだが、さりとて手放しでクオリティが高いとほめる映画でもなかった。

※しかし、純白のドレスよ!ほぼ脚の付け根からおみ足が(*‘∀‘)
 あの衣装好き←

あ、花火のシーン最高でした。
「打ち上げ花火上から見る派」ね!

2020.12.18
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