B級怪獣エイガ

ワンダーウーマン 1984のB級怪獣エイガのレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)
4.3
ワンダーウーマンの続編。1984年と大好きな時代設定だが84年感はそんな感じられなかった。

全体的に王道な展開で見てる時は結構ノれて楽しかったから4.3と高めのスコアだが、見終わって少し冷静に振り返ってみると正直擁護しようのない荒が目立つのも事実。

花火のシーンいる?や、そもそも設定が凄すぎて少し考えるだけで破綻してね?とかはもちろんのこと、1番引っかかったのがスティーブの設定。あの要素いる?絶対いらないよね?例のあの設定あるせいでスティーブもダイアナもド畜生にしか見えなくなっちゃってる。これについてはネタバレコメント欄に載せとく。

まあそれはそうとして良い部分もちゃんとあって。ヴィランのマクスウェルロードが最高ってこと。成り上がる感じ(『採用!👉』のところ真似したくなる)が超楽しかっし、世界がヤバくなる画が特に好きな俺にとって敵のやりたいことが70%以上成功する映画は最高なんよ。キングスマンとか最近だとロシャオヘンセイキとかね。
あとやっぱ自分の会社立ち上げて夢と希望、自信に満ち溢れてる若きマクスウェルロードが小さいオフィスのドアに会社のロゴ掛けて笑顔になる回想シーンでやられた。普通に泣きそうになった。
ちなみに暗闇からゆらぁっと現れるチーター怖すぎてそこでも泣きそうになった。

あとシンプルに笑えるシーンも各所にあってそこも良かった。

例えば冒頭のアステラでのシーンが最近ハマってた(過去形)フォールガイズってゲームを想起させる内容で『フォォォォ!⤴︎ 』と幻聴が聞こえてきて人が落ちるシーンで吹きそうになってしまった。

またあのクソダサい黄金鎧の回想シーンもヤバかった。わざわざ『あの鎧はかつて、多勢を引き付けて盾になった戦士が使った。』的なカッコイイ語りから回想シーン入ったのにただただ多勢に囲まれて槍でつつかれリンチ受けてるみたいなしょうもない映像にしか見えないのは流石に笑った。あんなんなら流さない方がマシだ。

あと道路でボール遊びしてる子供をワンダーウーマンが抱え込んで助けて転がったシーンの子供がガッツリ人形だったのウケた。こんなデカいスポンサーついた超大作であんな人形見れるなんて震えましたわ。いいねぇ。

おまけに、死ぬほど唐突に出てきた何故か神の言葉で書いてある凄え本持ってたあの男ね。マジで誰だったんだよwワロタ。

とまあ、素直に王道に楽しめてるのか怪しい部分もあったが『俺は好き』な映画だった。まあちと長いけど。







僕が今ぱっと思い浮かんだ一つの願い。それはディズニー+のMCUドラマのディスク化。頼むからしてくれよ???お願いだ…。棚に並べなかったら人生が終わる。