アウトランダーのスタンリー・ウェバーと、スパイダーマンのトム・ホランド目当てで鑑賞。重いグロいと聞いていたから合わないかも、と心配してたけど、とてもよかった(目をそむけたシーンはある)。宗教をテーマにした歴史もの。上の二人と、リチャード・アーミティッジとジョン・バーンサルのファンは必見かと思います。
欠地王ジョン(イングランド王)の時代(13世紀)、キリスト教が残っているアイルランドが舞台。
以下、冒頭少しネタバレ
ウェバー扮する修道士がローマからアイルランドの僻地にある修道会へやってきて、聖遺物である石をローマまで運べという教皇からの指示を伝える。彼とトムホ(修道士)やバーンサル(修道助士)が、指示に従いローマを目指す。リーダーが敬虔なキリスト教徒である騎士(ノルマン人)の息子(アーミティッジ)が、部下とともに、その修道士の一団を護衛することになる。ところが道中、異教徒たちに襲われて……。
役者陣が豪華で、みんなすばらしかったけど、口が利けない(mute)役のジョーン・バーンサルが特に怪演。聖遺物にとりつかれるあまり、キリスト教の教えに背くような行動を取るウェバーもよかった。スパイダーマンでは軽~いノリのトムホも、がらりと違う役を熱演(ゲール語の台詞もあり)。宗教という日本人にはなじみにくいテーマであるにもかかわらず、ストーリーはわかりやすいのでおすすめ。