あれれ、とっても評価が低い。絶対ジャケットとキャッチコピーのせい！ソードアクションじゃない！聖遺物「マティアの石」を運び届けようとする修道士達の物語。目に見えるものに惑わされ、目に見えないものを振りかざしている人間の愚かさ、信じるものや神聖なものは結局自分の心が決めるという宗教のなんたるかを解いてる素晴らしい作品だと思います。でも同時に身もだえる程のストレスも感じたので、愚行録と共に爆発します！ネタバレしているかもしれません。では、行きます！
スタンレー・ヴェベールは悪くない。悪いのは役どころのザビエル頭の修道士！みんなの忠告も聞かず汚されて不吉なことが起こるって言われてる水を、喉が渇いたからって清めて飲む。年長者には言わず年下の子を選んで飲め！と強要する。裏切り者に囚われた年長者を躊躇することなく見捨てろと言う。とどめに同行する口のきけない身元知れずの男に、神の名の物とにここに残って敵倒しといて的な感じでうまいこと仕向ける。それまでは除け者扱いしてたくせに自分が死にたくないのがバレバレ。敵も悪だけど、神と宗教のもとに権力を振りかざしているだけの鬼畜と化したの自己中パワハラ男。現代でも男女問わずいますね、こういう人。思い当ったらまずいですよ。
ジョン・バーンサルのでも口のきけない男の信仰は本物でした。
口のきけない男、マティアの石、ザビエル頭の行方と解釈はネタバレに。（長め）
