kazu1961

007/ノー・タイム・トゥ・ダイのkazu1961のレビュー・感想・評価

4.5
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-583
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋やっと鑑賞できました!!コロナ禍のために1年半もの公開延期。。。シリーズ降板を公言している最後のダニエル・クレイグのボンド、ほんとかっこよくて、そしてエモーショナル!!クレイグシリーズの集大成の本作、ほんと見応えのある期待以上の作品でした!!

🖋クレイグ版の『007』。ショーン・コネリーから始まりクレイグが6代目となります。今までの陽気なボンド像とは違い、クレイグのボンドは、悩みや痛みを抱えたリアルな人間でした。そして必然的に物語も変化。クレイグシリーズ5作の連続性、恋愛や家族という愛を描き、あくまでも人間味のあるボンド、そして貫いたハードボイルド。。。そんなシリーズの最終章はクレイグシリーズの集大成です!!

🖋亡くなった恋人ヴェスパーとの関係に決着を付けようとするオープニング、全ての作品にヴェスパーがいかに特別な女性であったかが貫かれています。なのでこのオープニングには既に最終章の匂いが。。。そしてマドレーヌとの愛と未来、新たな希望。。。『007』シリーズとしては賛否が分かれるかも知れませんが、本当にエモーショナルなエンディングに大号泣。。。個人的にこのラストは最高でめちゃくちゃ切ない。。。

🖋さらにグレードアップされたカーアクション、日本とイギリスを代表すトヨタvsレンジローバーのSUV対決、そしてクレイグならではのバイクシーン、ほんと盛りだくさんの見どころいっぱい。

🖋監督は日系のキャリー・ジョージ・フクナ。なので随所にジャパンテイストなシーンが登場するのも本作の特徴。後半の舞台は北方領土を想起させ、悪役サフィンの白いマスクは能面、着ているのは作務衣、日本風庭園、そしてボンドも日本古来の礼式でサフィンに対抗。その最後の敵で最凶の悪とされるサフィンを演じているのはラミ・マレック、見事な悪役像をなりきって演じています。

🖋主題歌はビリー・アイリッシュの「No Time To Die」。。。否が応でも気分が高揚します!!シリーズ最長164分の上映時間を全く飽きさせることなく一気に駆け抜けました!!クレイグありがとう!!。。。でも今後のシリーズの継続は。。。このエモーショナルなエンディングの後の制作は大変ですよね。。。

😆Story:(参考:ぴあ)
現役を退き、ジャマイカで穏やかな日々を送っていたボンドが、CIAの旧友フェリックスから助けを求められる。しかし誘拐された科学者を救うその任務は、想像以上に危険だった。画してボンドは、世界に脅威をもたらす技術を保有する黒幕を追うことになるが……

🔸Database🔸
・邦題 :『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』
・原題 :『No Time to Die』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 2021
・日本公開 : 2021/10/01
・上映時間 : 164分
・受賞 : ※※※
・監督 : キャリー・ジョージ・フクナガ
・脚本 : ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、キャリー・ジョージ・フクナガ、フィービー・ウォーラー=ブリッジ
・原作 : イアン・フレミング
・撮影 : リヌス・サンドグレン
・音楽 : ハンス・ジマー
・出演 : ダニエル・クレイグ、ラミ・マレック、レア・セドゥ、ラシャーナ・リンチ、ベン・ウィショー、アナ・デ・アルマス、ナオミ・ハリス、ジェフリー・ライト、クリストフ・ヴァルツ、レイフ・ファインズ

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
ジェームズ・ボンドの活躍を描く「007」シリーズ25作目。現役を退きジャマイカで穏やかな生活を送っていたボンドのもとに、CIA出身の旧友フェリックス・ライターが助けを求めにやってきたことから、平穏な日常は終わりを告げる。誘拐された科学者を救出するという任務に就いたボンドは、その過酷なミッションの中で、世界に脅威をもたらす最新技術を有した黒幕を追うことになるが……。ダニエル・クレイグが5度目のボンドを演じ、前作「007 スペクター」から引き続きレア・セドゥー、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリス、ロリー・キニア、レイフ・ファインズらが共演。新たに「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」のアナ・デ・アルマス、「キャプテン・マーベル」のラシャーナ・リンチらが出演し、「ボヘミアン・ラプソディ」のフレディ・マーキュリー役でアカデミー主演男優賞を受賞したラミ・マレックが悪役として登場する。監督は、「ビースト・オブ・ノー・ネーション」の日系アメリカ人キャリー・ジョージ・フクナガ。
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