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007/ノー・タイム・トゥ・ダイのwayfarerのレビュー・感想・評価

3.5
イオンシネマ福島で「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」を見てきました。本当は昨年公開予定でしたが、コロナの影響で今年に延期されました。ようやく見られた感じです。

ダニエル・クレイグがボンドを演じるのは本作が最後とのことです。

思えば「カジノ・ロワイヤル」で、歴代のボンド役者とは全然異なる荒々しいボンド像に衝撃を受けたものの、「これはこれでいいかも」と唸らされたのがもう15年も前のことです。時間が経つのは早いです。

ダニエル・クレイグがボンドを演じたお陰で、007シリーズが、「プレイボーイ・スパイ」という馬鹿設定の荒唐無稽なヒーロー映画から、シリアスなアクション映画に変わりました。大人が見ても面白いシリーズになったと思います。

ネタバレになりますので書きませんが、本作では予想もしない意外な展開を見せました。制作陣も思いきったことをやりますね。かなりベタでしたが、ダニエル・クレイグの007を、このような形で完結させたのは良いかもしれませんね。

映画は率直に面白かったです。「遺伝子兵器」「感染」とか設定が複雑で頭が追い付かないし、悪役がそもそも何をやりたいのかよく分かりませんでしたが、そこらへんはまあいいです。息もつかせぬ展開で満足しました。

サッチモの歌には目頭が熱くなりました。また、最後に「JAMES BOND WILL RETURN」とクレジットが出てホッとしました。
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