ねまる

007/ノー・タイム・トゥ・ダイのねまるのレビュー・感想・評価

4.1
777本目のレビュー!!!!

NO TIME TO DIE
サブタイトルの格好良さに惚れ惚れし、
キャリー・ジョージ・フクナガの撮る映像にうっとりし、
フィービー・ウォラー・ブリッジが脚本のリライトに加わっていると知ってワクワクし、ずっと楽しみにしていた作品。
公開がずっと延期されていたけれど、映画館で観れる日が来て本当に嬉しい。

ダニエル・クレイグボンドしか観たことないし、映画館で観るのも初めてなのに、
ジェームズ・ボンドありがとう、
ダニエル・クレイグ本当にお疲れ様でした
と感無量だった作品。
映画館で観て本当に良かった。
一つの時代の終わりを見届けられたから。

ロンドンで行われたプレミアには、
ロイヤルファミリーも参加していたり、
ロンドン五輪の際には、女王をエスコートする映像でジェームズ・ボンドが使われたり、
イギリスという国の、世界に誇る存在。
それがジェームズ・ボンドなんだと思ったし、007というコンテンツの強さを思い知らされたんだよ。





ここからネタバレ





愛に生き、愛に死んだ、
青い眼を持ったボンド。
間違いなく人々に記憶されるだろうし、
少なくとも私にとって今後も、
ジェームズ・ボンドはダニエル・グレイグなんだろうな。

周りを取り囲んだみなさんにも。
今回とにかく大ヒットだったのは、
パロマこと、アナ・デ・アルマス。
ドレス姿で派手に立ち回るアクションと、
てへっておてんばなキュートさが
短い相棒ながら最高に可愛い。
是非スピンオフを作って。

ジェフェリー・ライトに喜んだのはもちろん、それ以上に胡散臭い笑顔のビリー・マグヌッセンに興味津々。

それからQこと、ベン・ウィショー。
振り回されるQ愛おし過ぎるでしょ。
有能なメカニックでありながら、あの癒しキャラは最高。

クリストフ・ヴァルツは出てくるだけで嬉しい。あれだけのためだと、むしろ出てくれてありがとう、と言う感じ。

マドレーヌ=レア・セドゥ。
ボンドと同じように、私もエヴァ・グリーンを忘れられない人だけど、
今回マドレーヌのする切なげな表情があまりにも素敵で、美しかったね。

M=レイフ・ファインズ
名優がいると締まる映画。
"The proper function of man is to live, not to exist. I shall not waste my days in trying to prolong them. I shall use my time."
泣けました。

遺伝子ウイルスとして自分の死後も生き続けるとか言っていたラミ・マレックを研究所ごと全て破壊して、
ボンドの遺伝子はマチルドと、マドレーヌによって語り継がれる物語によって、生き続けるというエンドがあまりにも素敵。

次のボンドは誰になるんですかね?
トム、ハかヒあたりがずっと有力ですが、
前回若過ぎて最終選考で選ばれなかったヘンリー・カヴィルかなぁ。
ただ、ミッションインポッシブルが良かったので、ヴィランも良いよね。
少なくとも、イギリスの俳優さんがいいなと思いますよ🇬🇧
ねまる

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