さいらー

007/ノー・タイム・トゥ・ダイのさいらーのレビュー・感想・評価

4.6
「カジノ・ロワイヤル」から15年続いたダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンド最終作。

クレイグ版ボンドで育ってきた自分にとってはそれだけで充分感慨深いものがあるが、本作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」のラストは、そんな予想より遥かに心に残るものだった。

長く続いたシリーズのマンネリと、漂う軽いノリ。そんな007を一転、重厚なドラマとリアリティのある人物造形で一躍シリーズを大躍進させたと言われるクレイグ版ボンド。
クレイグ版で描かれ続けてきた人間味のあるボンドの、その人間味の極みこそが「スペクター」から続く「ノー・タイム・トゥ・ダイ」で描かれていると言えるだろう。


ネタバレなしで本作を語ることは難しく、とにかく良かったという事だけは伝えたい!
あとアナ・デ・アルマス演じるパロマの活躍がもっと見たいな…!?


ダニエル・クレイグ、お疲れ様!!