dita

私がモーガンと呼んだ男/私が殺したリー・モーガン ジャズ史に刻まれた一夜の悲劇の真実のditaのレビュー・感想・評価

4.0
@名古屋シネマテーク(1回目) 2017.12.27  

ジャズはまだまだ不勉強やけど、演奏シーンに痺れまくったのでレコード探しにいこう。天才故の苦悩と天才を愛した故の苦悩、凡人のわたしには知る由もないけど、彼や妻のことを話す仲間たちの眼は怒りではなくただただ切なさを物語っていた。
予告にあった”talk to the people , tell me your story”ってどういうことなんやろうと思ってたけど演奏を聴いて腑に落ちた。今日別件でクラシック演奏を聴く機会があったんやけど、音楽ってやっぱり音階だけじゃない何かが音に乗ってこそ心に響く。

@第七藝術劇場(2回目) 2017.3.30  

演奏も格好いいし何よりフォトジェニックなリーが醸し出すあの色気は生き方が反映されてるからこそなんかな。浮気相手に対して「立ち直った彼を好きになったのね」というヘレンのことばが彼女の気持ちやその後の行動の全てを表している気がした。

去年シネマテークで観てから、リーのトランペットにすっかり魅了されてしまったので今回の再上映は本当に有難いし、朝上映じゃなかったら毎日通いたかったし、上映後に拍手して「感動した!友達に薦める!」と言いながら去って行ったおじいさんと友達になりたい。
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