Kamiyo

スクリームのKamiyoのレビュー・感想・評価

スクリーム(1996年製作の映画)
3.5
1997年 ”スクリーム”監督 ウェス・クレイヴン
脚本 ケヴィン・ウィリアムソン
原題""Scream""で悲鳴の意。

ホラー映画はあまり好きではないので避けてきてたが、
ラストサマーを観た後で、この作品の評価が高い為に
観てみました。
ホラーアイコンになった死神仮面と黒のかぶりタイプのコスチュームで声はボイスチェンジャーで加工する不気味さこのデザインは、エドヴァルド・ムンクの「叫び」の絵にインスパイアされたものだそうだ(Wiki)。
一体全体誰が犯人なんだろう、と犯人探しに夢中になるミステリアスなドラマ展開に引き込まれまれる。
ただ、映画としてはそれ以上でも以下でもなく、配役や画面、音楽や語り口にイマイチ惹かれるものが無い。

冒頭 カリフォルニア州の小さな町ウッズボローが舞台。ケイシー(ドリュー・バリモア)は居間でくつろぎ、
ホラー映画のビデオを用意して、ポップコーンを温める。万全な準備の中に、電話がかかってくる。
見知らぬ男の声で、イタズラ電話は明らかだが、ケイシーは戯れに相手をする。ちょっとでも悪ふざけが
過ぎれば、彼女のアメフトの恋人が登場してボコボコにしてもらう予定だったが、電話の声が庭を見ろと
命じる。そこにはイスに縛り付けられ惨殺されていたアメフトの彼氏がいた。そしてハロウィーンのゴースト
マスクをした怪人が登場しナイフでケイシーをめった刺しにする。
両親が家に帰って来て、庭の木に吊された血まみれのケイシーを発見する。

やがて犯人は、ケイシーのクラスメイトのシドニー(ネーヴ・キャンベル)に迫る、シドニーの母親は1年前にレイプされて惨殺された事件が伏線となっている。
冒頭でケイシーと彼氏のカップルが殺され、
次に同級生シドニーが狙われる。学校が休校となり
町には外出禁止令が敷かれ、友達が家に集まって一夜を過ごすが、そこで惨劇が起き・・・というミステリー
はたしてその正体は? 

ストーリーは血なまぐさい残酷シーンが多いので、あまり好きではない。事件がどう解決されていくのか見たい気持ちが最後まで見させてしまった。見終われば悪くはない。犯人は二転三転してやっぱりあいつかとなったわけだが、共犯者がいることまでは思いつかなかった。
例によってアメリカのテレビレポーターの無神経なこと。また犯人が意外と弱いので、笑ってしまった。

主演のネーヴ・キャンベルは、当時は若々しく、個性的な顔立ちで、なかなか魅力的だった。
また彼女以上に、驚きだったのが、冒頭で犯人と電話でやりとりした挙句に,無惨に殺されたのが、『チャーリーズ・エンジェル』のドリュー・バルモアだったということ。
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