【従来のホラー映画の展開を冷やかす】74点
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監督:ウェス・クレイヴン
製作国:アメリカ
ジャンル:ホラー
収録時間:111分
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無茶苦茶有名なあのマスクが初めて登場した作品。いまやハロウィンでも定番のあのマスクです。🙀←こんなやつです。あれ、ゴーストフェイスて言うんですね笑 ムンクの「叫び」からヒントを得ているようです。飽きられていたスプラッタホラー映画の展開を冷やかし、鑑賞者の裏をかいていく一風変わった設定が評価されたのだと思われます。実際、先が読めそうで読めなくて楽しく見れます。
今作では『エルム街の悪夢』や『13日の金曜日』のワードが飛び交い、ホラー映画が好きな人ほど楽しめるかもしれません。特に冒頭の10分が秀逸。電話で女を脅し、ホラー映画のクイズに答えられなかったら殺すという衝撃展開笑 掴みはバッチリといえるでしょう。
ホラー映画の苦笑いルールもご丁寧に説明しており、男女がいちゃいちゃしてたら危ない、「すぐ戻る」といったら殺されるフラグなんだというのも聞いて笑ってしまいました。そうやって、ホラー映画のルールを熟知している人たちなのに、呆気なくゴーストフェイスを被った犯人に殺害されていきます。
まあ犯人はこいつだろ、と思えるのですが、あれ。もしかして違うかな？と思ってしまう展開になったりとなかなか凝っています。今までのスプラッタホラー映画の敷かれた道には進まないぜと言わんばかりの抵抗感溢れる展開。素直に見ていて面白いです。
ゴア描写はこの手の作品の中では標準レベルと言えるでしょう。なんせゴーストフェイスの犯人がナイフしか使ってこないから残酷度はそこまで跳ね上がりません。シンプルイズベストというやつですか、凝った武器を使ったらややこしくなりますし、これくらいが良かったのだと思います。
