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スクリームのろのレビュー・感想・評価

スクリーム(1996年製作の映画)
5.0

「もしもこれが映画なら・・・」

ホラー免疫を付けるために、そして家で過ごす時間をエンジョイしようと、今年の夏は少しずつコワイ映画に挑戦中!
今回はマニアによるマニアのための映画「スクリーム」を観てみました。

始まりからすでにクライマックス!DVDの操作間違えてチャプターすっ飛ばした?と思ってしまうほど(笑)主役だと思っていた人物が序盤で殺される衝撃の展開は、まるで「サイコ」のようにスリリングでした!
電話の声だけでゾクゾクさせる犯人と追い詰められた女の子の顔のアップだけで、アア~とかウワ~とかヒィ~ンとか叫びまくり、叫びすぎ。(←しかも怖すぎて変顔までする笑)隣で観ていた母にふふっと笑われてしまいました( ;∀;)

閑静な住宅街で起こった高校生惨殺事件。
殺人鬼が出没することから学校は休校に。生徒たちはさっそくパーティーを開くが、そのパーティーで新たな犠牲者が出てしまう・・・

「ホラー映画ってどれも同じじゃない。殺人鬼と巨乳女子、しかも外に逃げればいいのに2階に行っちゃうんだから」

ガレージにビールを取りに行った主人公の友人テイタム。
ひとりでに閉まったドアには鍵がかかり、照明は消え、猫だけが小さな出入り口から逃げていく。何本ものビール瓶を抱え、逃げ場を失った彼女の前に、死神のマスクを被ったあいつが立ちはだかる・・・

「ホラー映画のルールはこうだ。セックスや酒、ドラッグに走ったやつは死ぬ。そして‘すぐ戻る’は禁句」

誰もいなくなったリビングで、テレビの中のジェイミー・リー・カーティスに「もう!後ろだって!振り返れよ!」と声援を送るホラーマニアのランディ。すると彼の背後から刃物を持ったあいつがジリジリ近づいてきて・・・

「これは連続殺人事件なんでしょ?」と問われた保安官代理が「分からない。あと2、3人殺されなくちゃね」と浮かべる意味深な笑み。
なぜかバカでかい裁ちバサミ(絶対ペン立てに刺さらない)で生徒を脅す校長先生。(バーニングかな?)
主人公シドニーを取り巻く人たちはみんな怪しく見えるけれど、ナイススライディングで襲撃をかわしたり、やられてたまるかと股を蹴り上げる彼女がたくましくて、それにいちいちやられる犯人が滑稽で笑えちゃう。

誰もいない玄関ポーチ、しつこく鳴り響く電話、破裂寸前のポップコーン。
「『プロムナイト』を見れば全部分かるんだよ!」と力説していたあの男の子とホラーを観たらきっと楽しいだろうなぁ。
ろ