コメディ制作チームBroken Lizardによる、解散寸前のハイウェイパトロールと、いけすかない市警の対立を描くコメディ。
自分が好きなアメリカン良コメディ全般に言える事なんだけど、バカで下品で低俗ではあるけれど差別や偏見に自覚的で、反面教師的にそれらを“巧く”批判してる。悪ふざけの向こう側で、差別をしている人が恥ずかしくなる作りになってるんだよね。
新人イジリと新人イジメの境界を描いているのも面白い。結果オーライって感じの終盤で、エピローグも決して褒められたものではなくて“それダメだろ！”って奴なんだけど、いきなりイイ子ちゃんにならない初志貫徹さが愛せる。
やけに存在感のある人が出てきたなと思ったら、リンダ・カーター（TV版ワンダーウーマン）だった。
16年越しの続編がクラウドファンディングの末、2018年今まさにアメリカでは公開されている模様。リンダ・カーターも続投してるっぽい。どうせ劇場公開はされない（Broken Lizardは日本での劇場公開実績なし）んだろうから待ちますよ。
