jaja

追憶家族のjajaのレビュー・感想・評価

追憶家族(2018年製作の映画)
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末娘の突然の自死に戸惑うとある一家を淡々と描く。そこには、映画で必要とされるプロットポイントらしきものは見当たらない。▼したがって、物語がなかなか立ち上がっていかない。むしろ身辺雑記的というか、ドキュメンタリーに近い。要するにやや退屈だ。▼だが観終えると、不思議な納得感を得られた。自分のこれまでの人生で身近な人の死に接した時、確かにこんなだったなあと思えるのだ。▼いつもと変わらぬ会話をして笑い合うし、普段通りに食事もする。だが何の前触れもなく涙は溢れ出すのだった。そして皆、元の生活に戻っていく。
jaja

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