@第七藝術劇場
視覚や聴覚を超えて身体全体に沁みわたる素晴らしきドキュメンタリー。田植えから収穫まで毎日10分ずつでもいいからずっと観ていたい。こんなに美しく力強い伝統文化は絶対に守られるべきだし、争いの対義としての「歌声の調和」の表現力が素晴らしい。
畑仕事したり重い荷物を運びながらあれだけ声出して歌うのってめちゃくちゃ体力いるのにみんなとても楽しそうで、こういうのを生きる歓びや労働の歓びと呼ぶんだろうと思った。
即興で声を重ねているっぽいのにパート分けどうしてるんやろうと思ってたら、祭りのシーンでちゃんと長老が指示を出していて、やっぱり伝統文化ってこういうふうにちゃんと継承されていくんだなというのも感動したし、みんな腹から声出してるから腹筋が格好いいのなんの。男性4人が棚田に並んで煙草吸ってるシーンが素敵すぎた。