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顔たち、ところどころのspicaのレビュー・感想・評価

顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)
4.0
何から何まで素敵だった。
オープニングとエンディングも、おフランスの映画ですわ、というおしゃれな感じ。音楽もいい。
フランスの田舎を車で旅するというのもウットリ。
それぞれの村で普通の人たちを巨大写真にして壁に貼る。普通の人がその時はスター。みんなうれしそうで、芸術がいかに人の役に立つか、目の当たりにして、アーティストの方もうれしいだろうなと思う。
それになんといっても50歳以上年下の男性アーティストと仕事を共にする90歳前の女性監督というのがいい。うらやましい。私なんかだと、介護される私と介護してくれる孫世代の介護士さんの関係にしかならないだろう。ま、それでもいいか(自分とヌーベルヴァーグの監督と同列に並べて、ホント失礼しました)。
髪の毛の色も最初ビックリしたけど、あんなに素敵に歳をとれたらどんなにいいだろう。それまでの80年の蓄積があってこそなのだから、真似なんかできないが、カッコいいおばあちゃんになりたいな。
ゴダール監督はご存命だったのか…
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