顔たち、ところどころの作品情報・感想・評価

「顔たち、ところどころ」に投稿された感想・評価

AOI

AOIの感想・評価

4.2
【顔まつり 人に壁に 歴史あり】

「1000円握ってアマプラ行こう週間」1本目
ちょっと高めの500円

87歳、女性映画監督アニエス・ヴァルダ(超真面目)と若きジャンレノ似の写真家アーティストJR(イケデレ系)の珍コンビが旅をしながら写真を撮り、大きくプリントして壁面に貼っていく

人と触れ合いながらその作業を繰り返していくというドキュメンタリーロードムービーです
フランス映画らしく考えさせるエンディング♡
ラストはどう解釈する?私はJRの優しい解釈に一票!

この映画を勧めてくれた旧友に感謝(୨୧•͈ᴗ•͈)◞ᵗʱᵃᵑᵏઽ*
知らなかったら出会えなかった素晴らしい映画でした♡
Nak

Nakの感想・評価

3.8
かなり好きだった。
このばあちゃん監督のことも男のアーティストのこともよく知らないけど、
想像力を働かせていくことと、それで人と繋がっていれること、そして自由であること、もう80年近くそうして生きてきた人に言われたら信じてみてもいいって思えた。アートを。

サングラスで目を見せないって、こういう風に使えるんだ。ゴダールという男を使って。
そのサングラスを外さないことの理由についてごちゃごちゃやらず二人の関係性を描いていくしかないんだなってわかった。
っていうかだいたいわかるよな、老人に人当たりはいいけど自分の本当の素顔は見せないアーティスト的な感じ。

高いところに登って自分の心臓になる女たちがかなり良かった。
海岸に貼ったかつての憧れの男の写真が一瞬で波に持ってかれて、海はいつだって正しいなんて言うのもかなり良かった。
分衆

分衆の感想・評価

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何の映画なのか、分からずに見た。ふと、手にした作品が面白かったりする。「アニエス・ヴァルダ」「ヌーヴェルヴァーグ」という表記は、この映画を楽しむためには余計だ。あと、「ゴダール」。
目の見えない映画監督と目を見せないアーティスト。一貫して遭遇し損ねることがテーマであるが、彼らが出会えないのは目に難があるからだ。アーティストは市井の人をもっと大きな別の何かと見紛い続ける。
ILC

ILCの感想・評価

4.5
ドキュメンタリーには点数を付ける事はほぼないのだが、これは困った。
もはやドキュメンタリーなのか普通の映画なのか観ていて段々とわからなくなった。
ドキュメンタリーにしてはそこら辺の映画より画がキマり過ぎてる。
ぼぶ

ぼぶの感想・評価

3.4
アニエスとJRのコンビが良い。
me

meの感想・評価

4.2
可愛らしくて心温まるドキュメンタリー。
センスがありまくる2人の共同作業ってこんな素晴らしくてお洒落で素敵な作品が生まれるんだ…。
アートを取り入れたこういう映画大好き!アニエス・ヴァルダ大好き!!
けんた

けんたの感想・評価

4.5
年齢も性別も違う映画監督と写真家の2人の旅のドキュメンタリー。
アニエスヴェルダがとにかくお茶目で可愛い!
しー

しーの感想・評価

3.3
人生をおもしろくするも退屈にするも自分次第。
大丈夫。


最近水気が多い映画をよくみていたせいか、野原や草が生えている所にいけてよかった(ロケ地のことではない)。経験してすぐではなくだんだんと、なんだかあれはあれでよかったなと思えるあたりは旅に似ている。その旅がもつ、例えばその人だけの意味や位置づけには、旅中にはなかなか気づくことができない。いろいろなことが起こるから、特に人との出会いは相手の出方も分からないので、瞬間瞬間が優先していて、旅が終わってすぐは興奮や疲労が優先する。つまり、先端を駆使しているのだけれど、ささくれた神経が静まってきて、体をひと巡りしたのち、奥深くにみつけるものがある。よく考えるとそれは意味とは違う気もするが、納得できるなにかであるとは思う。今までみたロードムービーは、あくまで物語があるので、自分が旅をした気分にはならなかった。これは一応ドキュメンタリーなので、ロードムービーとはいえないのだろうが、旅映画というなら、これが最も相応しいと思う。

出てくる人々は単純のように見える。それは禍々しい思いやずるい考え、内なる葛藤がないということではなく、生活が単調というわけでもない。木々のように、まっすぐなものもあれば、ねじけているものもあるが、高くても低くても、いずれも強くてしっかり生えていて、まるで大丈夫である。いいところだけ切り取ったといえば見せものは全てそうなのかもしれないけれど、二人はもっと優しい眼差しで、原寸大で切り取っている。一見すると、モダンな木こりとはちみつたっぷりのハーブティーを午後に出してくれそうなおばちゃんであり、微笑ましい仕掛けもあるが、銘々の技は熟達している。ひとりはその目をレンズに託し、ひとりはその目を惜しまない。病気が蔓延し、内側から死んでいく木々にも見て見ぬふりはできないが、それは出発でありゴールではないところ、奥深くに探るべきものや描きたいものは、原野に生きる人々の、はちみつたっぷりの日々や香りたつある一日なのかもしれない。

こうして、映画のことを思い出していたら、大丈夫である女性の詩を読みたくなった。あらためて読むとどれもこれも人の一生のことである。選ぶことは難しいが、旅のことにしようと思う。

幹に手をあてれば
痛いほどにわかる
木がいかに旅好きか
放浪へのあこがれ
漂泊へのおまいに
いかに身を捩っているのかが

港町の鐘突きが遠くで憧れを歌っている。
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