抱きしめたくなるような映画だった
真っ白な雪がしんしんと降る、真っ黒な夜更け
6歳の男の子は、お父さんが仕事に出かける物音で目を覚ます
眠れなくなって、スケッチしたのは魚の絵
この絵を届けたい
学校からまっすぐ家に帰らず、お父さんが働いている魚市場を目指す
真っ白な雪の世界
一歩一歩踏み出す小さな少年の、大きな冒険
音がほとんどない
セリフもない
それなのに、表情や行動の1つ1つに心が揺さぶられた
途中眠くなって、うつらうつらして色んな所で寝ちゃう姿が可愛い
静かな、静かな、あたたかい映画だった